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東方projectのジャンルに触れていると、神社とお寺は酷く仲が悪く、信者を奪い合う険悪な関係に思えてくる。しかし、実際は6世紀の神仏習合以来、神社と寺社というのは現代と同等か、若しくは神仏分離令の行われた近現代以上に、区別のつかないモノとして見られてきたのだ。▼つまり、大半の昔の人は私達が想像するほど信仰熱心な訳では全くなく、私達と同じ様に一年に数回程神社でもお寺でもに参拝するだけだったのだ。▼事実、守矢神社の元ネタとして有名な諏訪大社にも、大黒天の分譲や仏教の鉄塔が祀られているという。日本に於いては、神様と仏様の仲が悪いはずはないのだ。因みに道教は別である。道教は中国で生まれた民衆信仰であり、日本ではどうしても流行らなかったのだ。