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連休明けの平日、多くの学生や社会人が、一年の間でも最大級であろう倦怠感を抱きつつそれぞれの日課に従事するのだろうが、昨日まで熱が下がらなかった事を理由に、一人家でパソコンをいじっていた。…本当は時間通りに起きる事ができれば登校する予定だったのだが、案の定二度寝してしまったために明日へ見送る事となった。▼結果的に見れば丸々一週間風邪で寝込んでいた事になる。筋肉量は目に見えて減り、ノートPCを片手で持ち上げるのが辛い程だ。外の空気、さらには歩く事自体を忘れてしまっているのか、久しぶりに犬の散歩で外に出たら、それだけでボーッとしてしまう。▼考えてみれば一週間入院していたのと何ら遜色無い生活をしていたのだから当然と言えば当然かもしれない。暫くは日常生活のテンポを取り戻すのにもリハビリが必要そうだ。こうして書いてみると何程自分が軟弱なのか、という風体だが、熱が39℃台まで上昇する「推定インフルエンザ」なので、しょうがないと自分を納得させるしかない。

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結局長期休暇の間、風邪で苦しみ続けた。前半は37℃〜38℃台を行き来していたが、後半には39℃台にまで上がった。父親に移ってしまった事も相まって、単なる風邪ではなく、インフルエンザなのではないかと疑われる。▼医者に行こうにも、祝日であるため近所の病院は全て休診中。遠出をすれば休日診療の病院も有るが、そこまでする必要は無いと判断した。こういう時に思うが、医者とは全く良いご身分である。役所同様、サービス業の様なものなのだから、平日ではなく休日メインに診療して頂きたいものだ。特に、大手病院の勤務医なら仕事量も多そうだし、睡眠時間は大変そうだが、町医者の、それも退職間近の老人がやっているの様な病院はそれぐらいのサービスがあっても良いのではないかと思う。▼この理由だけでは無いが、個人的に医者と受験業界は好かない職種の2大トップである。

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「A君は仲が良い人といる時はテンションが高くて色々喋る癖に、あんまり仲の良くない人と一緒になるとすぐだまり込んじゃうんだよね」このセリフだけ聞くとまるでA君が全く外向的でない様な、ただの内弁慶の様なダメな人に思えるかもしれない。▼しかし、見方を変えてみれば真逆である事が分かる。どんな状況でも自分を出していこうとする様な人間は、社会的に見たら褒められるべきものではない。そんな人間に比べたらA君の方が余程社会的に成熟している。▼情報を一元的にしか捉えられない事の危険性は、様々は手段で訴えられているし、中等・高等教育のカリキュラムにも含まれているものである。しかし、それが浸透しているとは言い難く、現代でも言った言わないの至極下らない論争が後を絶たないのである。

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風邪を引いて学校を休み一日中布団で眠る。正しく後の祭りである。文化祭期間中にスタッフの間で異常なまでに風邪が流行っていたのと、仕事(と打ち上げ)の疲れから来る、必然的と言っていいまでの風邪である。風邪の影響は連休の始まりにまで影響を与える。行事が終わったら潔く勉強をする、というつもりでいたが、中々理想通りにはいかない。仕事の事後処理もある。勉強に対するモチベーションが日に日に薄れ、その切迫感に胸を抉られる日々である。

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登校前、朝のニュースで富士山が漸く世界遺産に登録された事を知った。それも自然遺産ではゴミの問題で登録不可能であったため、文化遺産としての登録だそうだ。富士は不死の山、山岳信仰の聖地としての価値も計り知れないものがある。▼しかし、あくまでも「世界遺産に登録されたから凄い」という訳では決して無い事を忘れてはならない。世界遺産登録というのは副産物的モノであり、登録されたから価値が生まれた訳ではないのだ。外国のルールに囚われて一喜一憂していては、国内の尺度までをも乗っ取られてしまう事になりかねない。▼同じ話はノーベル賞等にも言える。ノーベル賞を受けたから凄い、或いは価値があるという事では無い。海外の賞を受賞した、等と聞くと何かとてつもなく凄い事の様に思えるが、ではそれ以外のモノよりも断然優れているか、という訳では無いのは明白であり、その真の価値を認めるのは国民であるはずだ。無論世界遺産ノーベル賞共に素晴らしいモノではあるが、それに対して国民は傀儡になってはならないのだ。