古代中国の食人文化

※多少グロテスクな内容を含みます。



「中国人は何でも食べる民族だ」というのは結構耳にするフレーズであるが、古代中国では食人文化(カニバリズム)が存在していた(可能性がある)という事はそこまで知られていないものである。勿論知られてはそれなりに不都合であるし、知りたくもない様な内容なので当然といえば当然なのだが…。▼例えば韓非子『二柄篇』には「桓公好味、易牙蒸其首子而進之。」という文章がある。「斉の桓公は美食家だったので、人間を食べてみたいと言ったところ、桓公に近づいて権力が欲しかった易牙は即座にその長男を殺し、蒸して桓公に奉じた」という内容である。他にも孔子が「醢」つまり人肉の塩漬けを好んだという話や、かの有名な『三国志演義』には「両脚羊」(二足歩行の羊の意)という料理も登場する。▼そしてその感覚は、20世紀まで受け継がれていたとすら言われる。1984年に、台湾で炭鉱事故に遭い生き残った炭鉱夫が、人間の肉の味について「やはり死んだ人間の肉は旨くない。旨いのは生きた人間の肉だ」コメントして大きなニュースとなっているという。また戦時の飢饉の時に日本兵が中国人を食べたという話を目にした事があるが、それは完全に中国側の捏造であるらしい。中国に対し、日本人には「食人」という発想自体が存在しないからである。


参考:http://www.geocities.co.jp/CollegeLife-Club/5916/jinniku.html
   http://homepage3.nifty.com/onion/labo/cannibalism.htm