『年末第九』

母が年末第九を見てみたいと言っていたので自分も一度ぐらいは見ておくかと思い、都響の第九を見に行ってきた。

第九を生で聞いたのは2回目だが、やはり観客を十分に興奮させ、演奏を聞いた夜は中々寝付けないような、そういう名曲なのだろうと思う。世界中だけでなく日本でも愛されるのが良く分かる演奏だった。

テノールのソロが非常に良かった。あと最近トランペットを全く吹いていなかったので、フレージングが異常に落ちているのを実感した。やっぱり音楽を演奏する気持ちよさの記憶というのはどんどん劣化していくものらしい。

ただ『年末第九』というだけあって、観客もクラシックの演奏会に不慣れなような人達が多かったように思えた。
まあそういう所も含めての『年末第九』なのだろうと思って、周囲の人の観察も楽しんでいた。

来年は今年以上に演奏会に足を運ぶ事は少なくなるだろうと思う。受験が終わるのが今から待ち遠しい。