第53回神田古本祭り レビュー

第53回神田古本祭りに行ってきました!
本当は先週行こうと思っていたのですが、先週はあいにくの雨であり、最終日である今日行くことにしました。


以下購入書籍です。



〇知切光歳著「鬼の研究」
この著者は天狗について詳しく研究されている方で、自分も同氏の「天狗の研究」を目当てに神保町を徘徊していたのですが、残念ながら平成版の物しか見つからず已む無くこちらを購入しました。天狗の研究の方も今後初版を探してみようと思います。

昭和53年初版で、内容はタイトル通りです。
東陽堂書店様で3,000円で購入。かなり装丁の綺麗な本なので、満足しています。

他にも知切氏の書籍がたくさん置かれていて、かなり目移りしてしまいました。
西日本編・東日本編「天狗列伝」が装丁も荘厳で、まさに図書館に収蔵依頼を出しても無理そうな一冊という風格。いつか手にしたいという衝動に駆られます。

ちなみに東陽堂書店は仏教書籍の専門店で、「空」や「五蘊」など、高1の漢文の授業で習った内容を思い出させられました。


鎌田東二編「遠野物語源氏物語
これは店先の平棚に置かれていて、目に留まって購入しました。
鄙の地で生まれ、口伝された物語と、都で生まれ、書物として読み継がれた物語の対比から場所と"こころ"について読み解くという趣旨らしいです。

丸沼書店様で1,300円で購入。


池上良正氏等著「異界談義」
同じく店先の平棚で目に留まって購入した本です。
八人の著者がそれぞれの専門について書いたものを、国立歴史民俗博物館がまとめたもののようです。

大家書房様で購入。値段は800円でした。


〆て51,00円です。もう少し持っていけばよかったかな〜と思いました。

一番の目的は朱熹注釈「孟子集注」(慶応二年)だったのですが、さすがに今日見つける事はできませんでした…。



神保町の古本街には初めて行きましたが、店先の棚はともかく店の奥に入って行くのは中々勇気が要るものですね。

靖国通りにあれだけ本が並ぶというのは確かに異様な光景でした。
来年も余裕があれば…とか思ったけどある訳ないんですよね。