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新入生に学校行事についてのガイダンスを行なった。在校生相手なら適当にやっても大丈夫だが、まだ学校慣れしていない新入生相手にはそうもいかない。重要な事を伝えつつ、飽きさせない様に立ち回らなければならない。▼しかし、新入生と言ってもまだ入学から一週間も経っていない、殆ど小学生みたいな感じである。高校三年生からしてみれば、正直に言って「何か小さくてうるさいモノ」程度の認識にしかならない。これぐらいの年齢の子供は、物理的な意味でも精神的な意味でも、どうも視野が狭い気がしてならない。歩いていてもすぐぶつかったり、こちらが話をしていてもボーッとどこかを眺めていたりする。視野が狭いというより多くの事に気が回らないのかもしれない。▼僅か数年前は自分もそういう年齢であったのだから大きい事は言えないが、もう少しでいいからこっちの話に耳を傾けてくれよ、と思ってしまう。ガイダンス終了後に回収したアンケートを見てみても、「何でこんな間違いをするんだ!」という様な物が後を絶たない。人間の「視野」すなわち「注意力の範囲」というのは、何時頃から成長するのだろうか。最も、大人になっても相当個人差のあるところではあるのだが…。