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人間が一生触り続けなければならない道具には色々なものが有るが、中でも長い付き合いになるのは文房具だろう。特に筆記用具である。小学校、人によっては幼稚園から、一生筆箱と鉛筆という道具と付き合っていくのだ。▼自分は今までに何回筆箱を買い換えたかは覚えていないが、幼い頃は失くし癖の酷い子供だったので、相当数変えてきた気がする。高校生になってからは流石にそんなこともなくなり、誕生日に5000円のロールペンケースという高校生には余り似つかわしく無いモノを買ってもらった。5本しかペンが入らないため回りの人達には「使いづらくない?」と言われる事も多いが、筆記用具というのは本来そんなに大量に持ち歩くものではないだろう。五本あれば十分だ、と思いながら使っている。▼最近では文房具品にお金をケチって安物を使う人も多いし、そういうポリシーもイイと思うが、自分の様な形から入るタイプの人間にはやはり、使ってみたい、そして使い続けたいと思う道具というのが有るものなのだ。