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最近はただ難関大学に入るためだけに、高学歴になるためだけに私立中高一貫校に子供を入れる親が増えてきている、と以前の記事でも述べたが、そういう考えの元で一定数生まれる、かなりアレな人達もまた増えてきている気がしてならない。それは"受験に合格するためなら学校の勉強は一切せず、予備校の勉強だけしていた方がマシだ"という考えの人達である。▼確かに予備校の勉強は学校の授業に比べ格段に受験を意識している分、"勉強している"という実感が強く得られる。予備校の勉強だけしていれば受験には受かるかもしれない。では学校と予備校の違いとはなんだろうか。▼それは間違いなく、"教育者"と"経営者"の違いである。予備校の講師には"教育者"としての自覚等存在しないし、またもとめてイイモノでも無い。学校と予備校ではそもそも前提として意識している事が違う訳であるし、学校も予備校もお互いにそういう意識を持たなければならない。▼最近では「私達は世界に羽ばたく人材を育成します!」等という謳い文句を掲げる予備校も増えてきている。正に苦笑モノである。なにせ、彼らは"経営者"であり、単純利益を追求する人達であるからだ。