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「この世には二種類の人間がいる、相手の意見を肯定から入る人間と、否定から入る人間だ。」自分は間違いなく後者である。説得力の有る根拠、論理を持つ内容なら兎も角、普通の会話の中で相手に論を展開された時、まず頭ごなしに否定してしまう様な癖があるのだ。勿論言葉には出さないが…。▼小学校で「自分の良い所と悪い所を書いてみましょう」と言われて、途方に暮れた経験は誰しもあると思うが、今になって考えてみると自分の短所はこれかもしれないと思わなくもない。ただ、本当にこれは短所なのだろうか?と疑問に思う気持ちも多少有る。▼「相手の意見を頭ごなしに否定する」という字面だけを見ると、如何にも悪癖の様に思えるが、「入ってくる情報には常に疑問を持つ」と書いてみれば、小学校でも教えられる情報教育そのままではないだろうか。長所というのも度を過ぎれば短所と成り得る、という事かもしれない。