御節料理

おせち料理は本来五節句の日にのみ食べられる特別な料理であったらしい。
それが、五節句の中でも一番重要な節句である人日の節句に食べる料理の名前に変化していったらしい。

人日の節句は1月7日であるから、昔の人は大晦日までにおせち料理を作り、元日から1週間はおせち料理を食べ続けるという事であったのだろう(勿論米は炊くだろうが)。

正月の間は台所に火の神様が居るから火を使ったら罰が当たる、という祖母の話を思いだす。

おせち料理というと今では外から冷凍の物を買ってくるというのが当たり前なのだろうか。

自分も手作りのおせち料理は二度程、祖母の家でしか食べた事がない。このままだと、一般家庭でおせち料理を作る文化は無くなってしまうのかもしれない。

それはそれで仕方ないとしても、都市部で「おせち料理学習会」の様な物を開いたら、意外と人が集まるのではないだろうかと思った。