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文化祭の準備日。朝の7時になると続々と人が集まり始め、校内の装飾やテントの設営など、文化祭らしい行動が至る所で繰り広げられている。そんな中、自分の仕事は朝夕の2回に生徒の出席を取るだけ。装飾や工作等の仕事とさえ比べ物にならないレベルの「裏方」である。その上仕事時間は非常に短いため、暇な時間が非常に多くなる▼。かといって周りが汗水垂らして働いているのに、一人だけ遊び呆けている訳にも当然いかない。他の仕事を手伝おうとするのだが、どうにも役に立っていない気がしてならない。仕方なく、「自分の仕事はこういうものなのだ」と都合よく自分に言い聞かせて、部屋でゴロゴロすることに終始していた。周りの人間から見たら「良いご身分」という感じだろうか。こちらとしては、非常に申し訳ない気持ちで一杯である。