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NHK連続ドラマのあまちゃんを見る。高3になって一限の無い日が増えたため、内容が繋がる程度には見ることができている。▼ドラマの中では地方に住みたい都会人と、都会に住みたい地方人の対称性が描かれている。成程、確かにそういうものだろう。隣の家の芝は青く見えるものである。自分も地方に住んでみたいと思うし、地方の人が都会に出てみたいと思うのも当然だろう。そしてそれは少しも悪い事では無く、人生に彩りのある良い経験を加えるものなのだろう。地方の人が地方に住み続けたいと願うのも、当然悪い事では無い。田舎で家業を継ぐというのも賞賛されるべき事だ。しかし、一番ダメなのは都会で生まれ育った根っからの"都会人"が都会に住み続ける事だろう。得てして都会しか知らない人間というのは面白くない人が多い。明らかに視野の狭い人間になるだろう。▼確かに都会では不自由の無い生活ができる。しかし、地方で生活する経験が無ければ、その便利さは人をつまらなくするだけではないだろうか。少なくとも自分は今、どんなに小奇麗に飾ってもすぐさま排気ガスで黒ずんでしまうこの都会の空気に辟易としている。